娘家族に負担をかけずに在宅生活を!マヒによる転倒リスクの克服[まごころ便りVOL .16]

腰痛を和らげ安定した歩行をしたい

元・書道家のS・T様は、お一人暮らしをしており、長女ご家族の近隣にお住まいです。平成20年のある日、右マヒの症状が出たために受診したところ、脳梗塞との診断を受けました。幸い入院には至らず、右側の軽度のマヒもその後回復しました。 階段昇降も可能になりました。しかし、その4年後の平成24年7月に急に歩けなくなり、再度受診したところ「腰椎圧迫骨折」との診断を受け、その後3ヶ月の間入院されることになりました。退院された平成24年10月以降、日中はほぼ寝ているか、座っているかの状態で過ごされ、腰痛により寝返りや起き上がり動作に介助が必要な状態となってしまいました。 歩行する際も常に転倒のリスクが伴い、安定した歩行や、1人でも自宅生活ができるようになってほしいとの娘さんからのご希望で、弊社のマッサージサービスがスタートしました。

初回の無料体験施術後、約一年間マッサージや運動などの施術を継続して受けられました。今では腰痛も緩和され、歩く姿勢のバランスも以前より安定するようになりました。また、起き上がることが困難だった状況から、自宅の部屋を移動する際などの日常生活がスムーズになりました。 ヘルパーの生活支援も軽減し、要介護度4から要介護度2になるなど、大きな回復が見られています。

マッサージで腰痛の緩和と歩行姿勢の改善
今回のケースは、 腰の圧迫骨折に起因した腰痛による日常生活の制限をマッサージや運動によって緩和させ、安定した歩行上前できた事例です。腰痛を緩和した結果、歩行する際のバランスの安定につながりました。

横浜港南営業所 / 加藤相談員

<初期目標>

右脚の筋緊張の緩和。右肩関節の動きをスムーズにする

<中長期的目標>

腰痛の緩和による姿勢の改善と歩行の安定

<長期的目標>

腰痛の緩和を図る。歩行姿勢の改善

治療内容

【初期内容】
仰向け:マッサージ、関節運動
座って:立ち上がり運動、マッサージ、関節運動
立って:歩行運動
【現在内容】
仰向け:マッサージ、関節運動
座って:立ち上がり運動、マッサージ、関節運動
立って:歩行運動

ご利用者情報

S・T様(80歳・女性)

傷病名:脳梗塞、 第4腰椎圧迫骨折
現在、初期の目標「右脚の動き」「右肩の動き」には十分な改善が見られました。歩行に関しては、バランスがとても良くなり安定してきましたが、しっかり転ばない状態にする事は、継続課題です。 股、膝、脚の動き、座った状態での肩甲骨の動きや上半身の動き、腕を側方に向かって伸ばす動作のバランスなどを見ながら、今後も課題に取り組む予定です。

武田施術師

ご家族の声
初期のような腰の強い痛みがなくなり、歩行速度が上がったため、屋内の移動がスムーズになりました。また洗顔や入浴時の先発などが自分でできるようになり、転倒への不安が軽減しました。屋内での生活はほぼ自立し、見守りを要することが少なくなりました。

ケアマネージャー様の声
一人暮らしを続け、転倒のリスクも軽減されました。マッサージを依頼した際のニーズを満たされています。何よりも本人が施術を楽しみにしており、これはデイサービスでのリハビリとは1番違うところであると考えています。