脳梗塞後遺症が驚くほど回復 笑顔と喜びで旅行も可能に![まごころ便りVOL .18]

かねてより念願の旅行を達成!

鉄鋼外車に勤務されていたY・M様は、定年後、お婿さんの会社で総務を経験するなど活気に溢れる方です。平成15年1月に脳梗塞を発症され、その結果、右側の麻痺に加えて言語障害も現れ、車椅子で移動する状態となってしまいました。 その後、マッサージ施術がスタートし、めきめきと状態は回復していきました。しばらくしてから、さらに状態も良くなったため、デイサービスへ行くためにマッサージの回数を減らしたのですが、運動量が低下し、デイサービスでの入浴も移動に不便を感じるようになってしまいました。この時「このままひどくなるのかな?」と気持ちも落ち込んでいらっしゃったのですが、マッサージの担当者からの「一緒に、再スタートしましょう!」という 一言で前向きさを取り戻し、マッサージの回数を下の週2回へ戻しました。現在では、担当マッサージ師とも強い絆で結ばれ、マッサージの回数を週3回に増やすとともに、自ら杖を使わずに積極的に室内歩行を行うようになり、タクシーで東京にいかれるほど元気に回復されてきました。

また、5月には、念願の20数年ぶりとなる会社員時代の同窓会と、3年ぶりとなる里帰りを兼ねた一泊旅行までできるようになったのです。Y・M様は非常に意欲があり、運動も積極的に取り組んでいます。新たな目標ができると、食事、排泄、入浴、移動などといった、生活上必要な行動も積極的に継続されています。

マッサージと本人の意思で、右手足の麻痺が回復!
今回のケースは、脳梗塞の後遺症で右手足の麻痺を起こしてしまった方が、マッサージだけでなく本人の強い意志、ご家族、周囲の方々の支援で一泊旅行ができるほどにまで回復したという経緯に焦点をあてた事例です。

神奈川営業所 / 板垣良幸

<初期目標>

足の筋肉をつけ、バランス感覚の増強

<中長期的目標>

階段の登り下り
屋内の杖なし歩行

<長期的目標>

屋外で杖を使用した長距離歩行

治療内容

【初期内容】
仰向け:マッサージ、促通運動、関節運動など
座って:マッサージ、関節運動など
立って:歩行の確認など
【現在内容】
仰向け:足の関節リラクゼーション
座って:首肩のマッサージ、筋運動(右膝立ち×10回や、右首の運動20回、ひざの運動20回などといったもの)
バランス感覚の確認(バランスボール使用)など

ご利用者情報

Y・M様(84歳・男性)

傷病名:脳梗塞、陳旧性心筋梗塞
動きや意欲が落ちていた時期に改善の反応がうまく見えてきたことで、Y・M様との信頼関係が非常に強くなったと感じました。デイサービスにも楽しく通われていて、3月からは東京へタクシーで行かれるなど、外出への意欲が今まで以上に高くなっていらっしゃいます。さらに不安を感じない状態をつくるための説明を十分におこない、同意していただきながら一緒に施術を進めております。

神奈川営業所/ 長澤 伸吾

ご家族の声
マッサージサービス開始時から傍で見てきました。このまま里帰りの機会はもうないんじゃないかと思ってましたので、5月に1泊旅行に行けて本当にありがたかったです。終始楽しそうで、非常に張り切っていました。マッサージは休みたくない!といつも言っています。前に出来なかったことができるようになり、本人も含め、家族ともども喜んでおります。

ケアマネージャー様の声
旅行を楽しみにされていて、5月に1泊旅行を実施できて、ご本人をはじめ、ご家族も非常に喜ばれています。