③廃用症候群の姿勢・動作リハビリ 臨床編(寝返り動作の相分け)
20200916-03 「廃用症候群の姿勢・動作リハビリ2 臨床編」
講師:㈱ケアプラス テクニカルアドバイザー 理学療法士 Mr.T
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目次
1 理学療法評価の対象
2 機能障害 (impairment)
3 能力低下(disability)
4 社会的不利(handicap)
5 抑えてもらいたいポイント
6 廃用症候群の方をイメージしてください
7 ケアのすすめ方
8 ADLとIADL
9 寝返り動作 Roll over
10 動作を見る上で重要な視点
11 幼児の姿勢
12 身体各部の重量比と身体重心
13 動作を見る上で重要な視点
14 動作を見る上で重要な視点 2
15 支持基底面と重心
16 支持基底面と重心 2
17 支持基底面と重心 3
18 安定性まとめ
19 動作観察(評価)1
20 動作観察(評価)2
21 動作観察(評価)3
22 動作観察(評価)4
23 動作観察(評価)5
24 動作観察(評価)6
25 動作観察(評価)7
26 良い寝返り動作
27 寝返り動作パターン
28 寝返り動作の相分け
29 寝返り動作の相分け 図
30 寝返り動作の相分け 図2
31 寝返り動作を実行する 重要なポイント
32 寝返り動作を実行する ための戦略は?
33 観察のポイントは?
34 寝返り動作の第1相
35 寝返り動作の第1相 2
36 寝返り動作の第2相
37 寝返り動作の第2相 2
38 内腹斜筋
39 外腹斜筋
40 寝返り動作の第3相
41 寝返り動作の第3相 2
42 寝返り動作分析のまとめ
43 起き上がり動作 Sitting over
44 背臥位〜端座位 起き上がりパターン
45 起き上がり動作の相分け
46起き上がり動作の第1相
47 起き上がり動作の第1相 2
48 起き上がり動作の第1相 3
49 起き上がり動作の第2相
50 起き上がり動作の第2相 2
51 起き上がり動作分析のまとめ
52 チェックポイント
53 次回予告
26 良い寝返り動作
支持面が連続性を保っていること
胸郭と骨盤を転がすために頭部・上肢・ 下肢が重さを提供できていること
各身体部位が適切な筋緊張で連結し、 滑らかに転がっていること
27 寝返り動作パターン
屈曲・回旋パターン
→頸部の屈曲・回旋が始まり,上部体幹から 下部体幹へ回旋運動が伝わる
伸展・回旋パターン
→頸部、体幹を伸展しながら、骨盤帯の回旋から 始まり、上部体幹から頸部へ回旋運動が伝わる
28 寝返り動作の相分け
1相:頸部の動きと肩甲帯の前方突出とリーチが 起きるまで
2相:上部体幹が回旋を始め、上側になる肩が 下側になる肩の上に配列されるまで
3相:下部体幹が回旋を始め、側臥位まで
29
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30
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31 寝返り動作を実行する 重要なポイント
支持基底面を縮小させる
重心を上方へ移動させる
回転力を得る
32 寝返り動作を実行するための戦略は?
★背臥位から両手、両膝を立てて、横に倒す
★背臥位から寝返り側へ上肢をリーチして、体幹を回旋
★寝返る反対側の床を蹴る
★柵を持って引っ張る
33 観察のポイントは?
どのように支持基底面を縮小させて いるかを観察
どのように重心を上方に持ち上げて いるかを観察
寝返るための回転力はどのようにして 生み出しているのかを観察
34 寝返り動作の第1相
頸部の動きと肩甲帯の前方突出とリーチが起きるまで
ポイント
・わずかに頸部の屈曲、回旋させて、体幹と骨盤を筋連結させる
・左肩甲骨の前方突出により支持基底面を狭小させ、回転力を得る
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