20241113 転倒リスク患者のスクリーニング方法
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今回のセミナー情報
講義内容 | PT直伝! 転倒リスク患者のスクリーニング方法 |
開催日 | 2024年11月13日 |
講師 | (株)ケアプラス テクニカルアドバイザー 理学療法士 Mr.T |
開催場所 | ウェブセミナーにて |
講義目次
【Title】転倒リスク患者のスクリーニング
【1】店頭に関わる多様な要因
【2】転倒 及び 転倒関連の外傷
【3】転倒に結びつく 内的要因と外的要因
【4】健脚度測定
【5】握力検査方法
【6】日本の平均握力 平成26年度
【7】Frail CS-10 検査方法
【8】ファンクショナルリーチテスト検査方法
【9】ファンクショナルリーチテスト判断基準
【10】タンデム歩行テスト
【11】片脚立位テスト
【12】歩行補助具の種類
【13】歩行補助具と支持基底面の関係
【14】バランス能力と転倒~姿勢~
【15】ヒールレイズ& つま先上げ
【16】ステップ運動& 最大一歩幅
【17】筋力の低下(特に下肢)
【18】サルコペニアって・・・??サ
【19】体力・身体活動の加齢変化
【20】筋力低下が起こす連鎖
【21】歩行障害⇒歩く力が落ちる
【22】高齢者患者におけるサルコペニア発見のためのアルゴリズム
【Title】転倒リスク患者のスクリーニング
【1】店頭に関わる多様な要因
>詳しくはこちら
どのような要因から歩行機能の定低下 バランス障害がおき、 転倒まで至るのか? の説明がしてある
内的要因 外的要因に分けて考えられていることを示す画像。
【2】転倒 及び 転倒関連の外傷
>詳しくはこちら
①行動的リスク要因・② 生物学的リスク要因 ・③社会経済的リスク要因・ ④環境的リスク要因
それぞれ 関係し合い 転倒 や 転倒 関連の外傷に結びついていることを示す図が挿入されている
【3】転倒に結びつく 内的要因と外的要因
>詳しくはこちら
以下の内容を示す表が挿入されている
内的要因 には 3つ
①加齢変化
②身体的疾患
③薬物
①と②が歩行能力の低下に直結し転倒を引き起こしている。
外的要因は物的環境
段差や 滑りやすい床、 つまずきやすいもの 履物などが直接的に転倒に結びつく 物があげられる。
また転倒の既往歴がある方は 転倒しやすい
【4】健脚度測定
【5】握力検査方法
>詳しくはこちら
1. 握力計を握ったときに、人差し指の第2関節が約90度
(ほぼ直角)になるように握り幅を調整する.
2. 握るときは腕を自然に下げたまま、握力計が身体や衣服に
触れないように注意する.
身体や衣服に触れる、握力計を振り回すなどの行為が見られた
場合は測定不可とする.
3. 握力は左右交互に2回ずつ測定する.
記録はキログラム未満で切り捨て、左右それぞれの良い方の
記録を記載する.
※麻痺などがあり計測不可能の場合は片側のみ計測
【6】日本の平均握力 平成26年度
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【7】Frail CS-10 検査方法
>詳しくはこちら
座った状態から直立まで、10秒間に立ち上がり・着座を
繰り返した回数を数える
1.背筋を伸ばして椅子に座る
2.両手は膝の上に置く
3.膝が伸び切るまで立ち上がる
4.素早く座った姿勢に戻る
1~4で1回
注意点
・硬い床て行う
・椅子は安定したものを使用
・強い疼痛がある場合は非実施
・呼吸を止めない
・転倒に注意
・1~4の途中で10秒が経過した
場合は測定回数に含めない
※動作説明イラスト挿入
【8】ファンクショナルリーチテスト検査方法
>詳しくはこちら
1.両足が触れない程度に足を広げ立位姿勢となる※1
2.壁側の腕を屈曲90度とする
3.手指は伸ばし、中指の位置を記録する
4.できるだけ前方に手を伸ばすよう指示する
5.最大限に手を伸ばした場所で、中指の位置を記録する※2
6.開始位置と終了位置の差を測定する
7.測定は3回実施し、最後の2回の平均値を計算する
※1:立位保持が困難な場合は座位で実施
※2:座位で実施した場合は完全離臀しないようにする
【9】ファンクショナルリーチテスト判断基準
立位のバランスを測定するもので、自らバランスを崩す動きをしてどこまで対応
できるかという機能的バランスを評価している.
20cm未満:非常にバランスを崩しやすく危険な状態
20~25cm:転倒リスクあり
25~30cm:平均値
30cm以上:転倒リスクが低い
1.虚弱高齢者の場合は、「18.5cm未満」は転倒リスクが高い
(参考論文:Thomas et al., Arch Phys Med Rehabil. 2005)
2.脳卒中片麻痺患者の場合は、「15cm未満」で転倒リスクが高い
(参考論文:Acar & Karats, Gait Posture 2010)
3.パーキンソン病患者の場合は、「31.75cm未満」で転倒リスクが高い
(参考論文:Dibble & Lange, J Neurol Phys There 2006)
【10】タンデム歩行テスト
3(正常):ふらつきなしに10歩可能
2(軽度バランス障害):7~9歩可能
1(中等度バランス障害):4~7歩可能
0(重度バランス障害):3歩以下
【11】片脚立位テスト
○開眼片脚立位は15秒未満で運動器不安定症のリスクが高まる
○閉眼片脚立位は5秒以下、開眼片脚立位は20秒以下で転倒リスクが高まる
(PTジャーナル 2009,9 高齢者の運動機能と理学療法)
【13】歩行補助具と支持基底面の関係
>詳しくはこちら
様々な補助具と支点・支持基底面の関係を表す表。平行棒が一番安定しており、T字杖や四点杖にどのように補助具を移行していくか?が分かる表
【14】バランス能力と転倒~姿勢~
>詳しくはこちら
高齢者では各関節の伸ばす方向への関節可動域が制限
されやすく、脊柱の円背、股関節の屈曲・がに股、
膝関節の屈曲、といった姿勢となる.
この様な姿勢をとることで歩行時には歩幅の減少
(小股)になり歩行速度が低下する.
また、この様な姿勢では重心が後方にあるため、さら
に後方へ重心が移動したときに不安定となります。
【15】ヒールレイズ& つま先上げ
【16】ステップ運動& 最大一歩幅
>詳しくはこちら
【17】筋力の低下(特に下肢)
最近話題のサルコペニア
(sarcopenia)
メタボ・・・ロコモ・・・サルコペニア・・・
【18】サルコペニアって・・・??サ
サルコペニア(加齢性筋減弱症)
正常の加齢変化の範囲を超える筋肉量の減少と筋力の低下、およびそこからくる身体機能の低下
*ギリシャ語で『肉の喪失』という意味です。
病気ではなく、サルコペニアという症状がいろんな問題を引き起こしていきます
【19】体力・身体活動の加齢変化
○筋力・全身運動は20代と比較して60代では40~60%低下する
○65歳以上の下肢筋力は年間1~2%ずつ低下する
○握力は40歳代頃から急速に低下し、20歳代と比較して60歳代では
約20%、85歳以上では50%以上低下する
○65歳~89歳までの男女510人の4年間の縦断的研究によると
歩行速度は約5%、最大歩行速度で約8%低下する
【21】歩行障害⇒歩く力が落ちる
転倒の一番の原因は下肢の筋力低下!!
『人は歩かなくなると一気に身体機能が低下します!!逆に歩けば身体機能向上に繋がります!!』
いかにサルコペニアを予防できるかが重要です!!
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