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開催レポート

20200715-04 「廃用症候群のリハビリ」

講師:㈱ケアプラス テクニカルアドバイザー 理学療法士 Mr.T

今回の講義内容:「廃用症候群のリハビリ」 2020年7月15日
講師:㈱ケアプラス テクニカルアドバイザー 理学療法士 Mr.T

今回も、大勢の方に参加いただき充実した会となりました。
ご参加の皆様、「理学療法WEBセミナー」を熱心に受講していただき、誠にありがとうございました。
T先生、分かり易く熱意あるご講義をありがとうございました。
セミナーの概要については以下をご参照ください。

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目次

1_リハビリテーション説明できますか?
2_WHOによる定義(1981年)
3_国際障害者世界行動計画による定義(1982年)
4_Rehabilitation
5_リハビリテーションの考え
6_リハビリテーションの考え
7_治療に関する考え
8_ADLと身体機能とつなげて考える
9_理学療法の対象
10_国際障害分類
11_機能障害(impairment)
12_能力低下(disability)
13_社会的不利(handicap)
14_実例で例えると
15_森から?木から?
16_なぜ!完璧な評価表ができないのか
17_そもそも評価ってなに?
18_理学療法評価とは
19_理学療法評価とは その2
20_評価の先には?
21_理学療法評価 ①
22_1-情報の入手
23_症状に影響を与えているファクターは?
24_理学療法評価 ②
25_2-統合と解釈
26_理学療法評価 ③
27_3-治療方針の仮説を立てる
28_理学療法評価 ④
29_4-治療(検証作業)
30_しかし!
31_理学療法評価 ⑤
32_5-再評価(検証作業の解釈)
33_理学療法評価 ⑥
34_6-治療方針の立案
35_木と森を結び付けるために
36_理学療法評価の対象
37_障害構造の階層
38_国際障害分類
39_機能障害(impairment)
40_能力低下(disability)
41_社会的不利(handicap)
42_抑えてもらいたいポイント〜HOPEとNEED〜
43_なぜ私たちは動ける?
44_皆様の対象者は何故動けない?
45_状態を良くするには?
46_寝返り動作
47_良い寝返り動作
48_寝返りパターン
49_寝返り動作の相分け
50_寝返り動作の相分け(図)
51_どちらが容易に寝返り可能?
52_寝返り動作を実行する重要なポイント
53_寝返り動作を実行するための戦略は?
54_観察のポイントは?
55_寝返り動作の第1相
56_寝返り動作の第1相 その2
57_寝返り動作の第2相
58_寝返り動作の第2相 その2
59_寝返り動作の第3相
60_寝返り動作の第3相 その2
61_寝返り動作分析のまとめ

00 表題 リハビリテーション概論.png

46
17.png

47 良い寝返り動作

  *支持面が連続性を保っていること
  *胸郭と骨盤を転がすために頭部・上肢・下肢が重さを提供できていること
  *各身体部位が適切な筋緊張で連結し、滑らかに転がっていること

48 寝返りパターン

 *屈曲・回旋パターン
  →頸部の屈曲・回旋が始まり,上部体幹から下部体幹へ回旋運動が伝わる
 *伸展・回旋パターン
  →頸部、体幹を伸展しながら、骨盤帯の回旋から始まり、上部体幹から頸部へ回旋運動が伝わる
   ほとんどが体幹を屈曲させての屈曲・回旋パターン

49 寝返り動作の相分け

  1相:頸部の動きと肩甲帯の前方突出とリーチが起きるまで
  2相:上部体幹が回旋を始め、上側になる肩が下側になる肩の上に配列されるまで
  3相:下部体幹が回旋を始め、側臥位まで


50
社外秘の為 割愛

51
社外秘の為 割愛


52 寝返り動作を実行する重要なポイント

 *支持基底面を縮小させる
 *重心を上方へ移動させる
 *回転力を得る

53 寝返り動作を実行するための戦略は?

 *背臥位から両手、両膝を立てて、横に倒す
 *背臥位から寝返り側へ上肢をリーチして、体幹を回旋
 *寝返る反対側の床を蹴る
 *柵を持って引っ張る

54 観察のポイントは?

 *どのように支持基底面を縮小させているかを観察
 *どのように重心を上方に持ち上げているかを観察
 *寝返るための回転力はどのようにして生み出しているのかを観察

55  寝返り動作の第1相


頭部の動きと肩甲帯の前方突出とリーチが起きるまで
第1相
ポイント
わずかに頸部の屈曲、回旋させて、体幹と骨盤を
筋連結させる
左肩甲骨の前方突出により支持基底面を狭小させ、
回転力を得る


56    
頭部をわずかに屈曲・回旋させることで、 体幹前面の筋が緊張し、
体幹と骨盤を連結することによって、その後の動作が容易となる

肩甲骨の前方突出

次に、左上肢で右側ヘリーチを行い、左肩甲骨を前方突出する

左上肢のリーチ動作により、肩甲骨を前方突出することで、支持基底面の縮小化と重心が上側方へ移動するため、寝返り方向に回転しやすくなる

57  寝返り動作の第2相

上部体幹が回旋を始め、上側になる肩が下側になる肩の上に
配列されるまで

ポイント
上部体幹が回旋させるために、下部体幹が固定部位となる


58  
第1相は頚部の回旋のみであるが、第2相は上部体幹が回旋
(体軸内回旋)を始める

右寝返り時は左外腹斜筋・右内腹料筋が活動上部体幹が回旋するためには、
下部体幹が床に固定されている必要がある
このとき下部体幹を固定するために、床を押さえつけるように
大腿直筋などの膝関節伸展筋が活動


59   下部体幹が回旋を始め、側臥位まで
第3相 ポイント
下部体幹を回旋させるために、上部体幹が固定部位となる


60   
第2相では上部体幹が回投するために、下部体幹が固定部位としての
役割を果たしていたが第3相では逆になる

下部体幹の回旋を完了させると藤関節を屈曲させ、支持基底面を広く取り、側臥位の安定化を図る

61 寝返り動作分析のまとめ

 *頸部をわずかに屈曲、回旋させ体幹と骨盤を筋連結させる
 *肩甲骨の前方突出より支持基底面を狭小させ、回転力を得る
 *上部体幹が回旋させるために、下部体幹が固定部位となる
 *下部体幹を回旋させるために、上部体幹が固定部位となる

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