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パーキンソン病 統合と解釈、評価の理解

講師:(株)ケアプラス テクニカルアドバイザー 理学療法士 竹内先生

2019年4月17日(日)  訪問医療マッサージ師のための理学療法セミナー
1部 パーキンソン病 統合と解釈 (A級 基礎編)
2部 パーキンソン病 (B級 評価の理解verⅡ)

講師:(株)ケアプラス テクニカルアドバイザー 理学療法士 竹内先生

今回もご好評につき、満席でのセミナー開催となりました。

ご参加の皆様、「関東理学療法セミナー」を熱心に受講していただき、誠にありがとうございました。
竹内先生、今月も分かり易く熱意あるご講義をありがとうございました。

セミナーの概要については以下をご参照ください。

テーマ:パーキンソン病の統合と解釈
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■疫学
本症は50~60歳代に発症することが多く、有病率は10万人あたり100人前後とされている。性差はなく、通常、遺伝性もない。また、年齢別では高齢になる傾向があり、高齢者の人口に占める比率の上昇に伴って患者数は漸増しつつある。

■病態
神経伝達物質であるドーパミンは、中脳黒質緻密部の神経細胞内で生成され、黒質線条体ニューロンの軸索を流れて大脳基底核の線条体に蓄えられ、必要に応じて放出される。大脳基底核は視床を介して大脳皮質とループ回路を形成しており、興奮系のニューロンと抑制系のニューロンにより神経回路の調整が図られている。大脳基底核の主な機能は、必要な運動のみ引き起こし不必要な運動を抑制するという運動の選択にあると考えられている。また、運動学習にも重要な役割を果たしていることが明らかにされつつある。パーキンソン病では、黒質緻密部の変性によりドーパミン生成が減少し、線状体がドーパミン欠乏状態に陥って種々の運動症状が発現すると考えられている。また、ドーパミンとアセチルコリンとは拮抗関係にあり、線条体で優位になると不随意運動(ジスキネジア)が、後者が優位になるとパーキンソン症状が惹起される。

■運動症状
運動症状のうち、振戦、固縮、無動はパーキンソン病の三大症候と呼ばれ、これに姿勢反射障害を加えて四大症候と呼ばれる(表1)。

■その他講義内容
問題点の考察、機能評価、能力評価の方法、治療の方針と対策など

ケアプラスでは理学療法士の指導を通じ、より良質な訪問医療マッサージサービスが地域・社会に提供できるよう目指しております。
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~参加者の声~ 
興味があるマッサージ師の方は是非ご参加ください。 
☑ 病態や身体のメカニズムをはじめ、評価のポイントなど実技もありとてもよく理解することができた
☑ 参加者同士での交流があり、色々な課題と対策を共有できるので理解が深まった
☑ 治療を効果的にするための計画づくりについてとても参考になった
☑ 以前学習したことが復習できるのと同時に、知らなかった新たな知識を得ることができた
☑ 学習したことを少しずつ実践で活かせていてスキルアップした効果を実感できている


「パーキンソン病の理学療法アプローチ」をテーマに
2015年9月、10月と2回に分けて「関東理学療法セミナー」を開催しました。
当日は、実技を交えながら進行し、約60名の方にご参加頂きました。

【パーキンソン病の症状】
好発:中高年期以降(40-80歳代で発症、好発は50-70歳代)
・じっとしているときに手足のふるえが出現(安静時振戦)
・動作がゆっくりになる、字がだんだん小さくなる(動作緩慢)
・表情の変化が乏しくなる(仮面様顔貌).
・前傾姿勢となり,転びやすくなる姿勢反射障害
・受動運動に対し,関節の歯車様または鉛管様の抵抗がみられる. (筋強剛・固縮)
・【姿努反射障害】歩こうとすると足がすくみ(すくみ定),
 小刻みで歩く(小刻み歩行),歩き出すと前のめりになり,止まらなくなる(加速歩行)
・便秘,排尿障害,起立性低血圧,脂漏性度膚などがみられる. (自律神経障害)

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以下、当日使用した資料の一部です。ご参照下さい。

Parkinson病の理学療法

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以下、資料をご参照下さい。

ParkinsonParkinson病の理学療法アプローチ
Parkinson病に対する理学療法アプローチ.pdf